適切な情報濃度とは?クドいグラフは誤解の温床

本記事はスキルチェックリストの[データサイエンス力 No.118]「適切な情報濃度を判断できる(データインク比など)」に対応しています。

グラフはシンプルに

次のデータは世界の地域ごとの人口を示しています。

地域 人口(100万人)
アジア 4,545
アフリカ 1,288
ヨーロッパ 743
北アメリカ 588
南アメリカ 428
オセアニア 41
ではこのデータをわかりやすく棒グラフにしてみてください

ロボ千代

アイ

オッケー!
Excelを使えば簡単、簡単

アイ

よし、できた!

世界の人口グラフ(悪い例)

ロボ千代チョップ!

ロボ千代

アイ

痛いわね!なにすんのよ!

イタいのはアイさんの作ったグラフです。
メディアなどでは画を華やかにするために、このような凝ったグラフを使うことがあります。

しかし、このようなグラフは見づらいばかりでなく、誤解を与えることすらありとても危険です。

グラフは「余分な情報を載せず、シンプルに」が大原則です。

先ほどの世界人口のデータのグラフであれば、これで十分です。

世界の人口グラフ(良い例)

アイ

なんかつまんない
そういう問題じゃありません

ロボ千代

データインク比

「グラフはシンプルに」を定量的に表す指標として「データインク比」というものがあります。

この「インク」というのは、ペンなどのインクのことです。
そして、「比」というからには、何かと何かの比率のことなのですが、なんの比率かというと、「グラフ全体を描くのに使ったインクの量」と「データそのものを表すために使ったインクの量」の比率です。

データインク比
$$\frac{データそのものを表すために使われたインクの量}{グラフ全体で使われたインクの量}$$

データインク比の高いグラフというのは、余計なものが描かれていないシンプルなグラフということになります。

実際にインクを使ってグラフを描いていた昔と違い、現代は簡単に見栄えのいいグラフを描けてしまいます。

ですが、グラフを描く目的は読み手にデータを誤解なくわかりやすく伝えることです。その点はいつも意識しておいてください。

具体的には以下のポイントに気をつけるといいでしょう。

背景に色を付けない

背景に色をつける必要はありません。かえって見づらくなります。

影や3Dなどの特殊効果は使わない

影や3D効果はデータそのものの表現とは関係ありませんので使わないようにしましょう。

色数は最小限に

やたらにカラフルする必要はありません。基本は1色、特に注目してほしい部分があればそこだけ色を変えて2色で十分です。

グラフはシンプルに!

ロボ千代

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